予約の取れないメンタルクリニックと、すぐ予約できるクリニックの違いは?

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予約の取れないメンタルクリニックと、すぐ予約できるクリニックの違いって?

「メンタルクリニックの予約が全然取れない…」そんな経験をしたことはありませんか?
実は、クリニックによって予約の取りやすさには大きな差があります。

昔ながらの個人クリニックは「待ち時間が長い」傾向

街中にある昔ながらの小さなメンタルクリニックでは、人気のあるところほど予約が数カ月先まで埋まっていることも珍しくありません。
医師が一人か二人しかいないことが多く、診察枠そのものが少ないためです。

さらに、初めて受診する「初診」の方は診察に時間がかかるため、どうしても後回しにされがち。
結果的に、すでに通っている再診の患者さんを中心に診ているケースが多くなります。

都市部のクリニックは「予約が取りやすい」けれど…

一方、都市部では「当日予約OK」などを掲げているクリニックも増えています。
アクセスのよい駅近にあり、ネット広告でもよく見かけるタイプですね。
複数の医師が在籍していることが多く、新規の患者さんを多く受け入れています。

ただし、短時間で多くの患者さんを診る必要があるため、一人ひとりにじっくり時間をかけるのは難しいのが実情です。
問診が短かったり、医師以外のスタッフが聞き取りを行ったりすることもあります。
また、人の入れ替わりが多く、医師・スタッフ・患者、いずれも落ち着かないまま次のクリニックへ移ってしまうことも少なくありません。

「診断書需要」で生まれる新しいタイプのクリニックも

都市部では「仕事を休むための診断書をもらいたい」「退職するにあたり受診したい」「会社の産業医から受診するよう言われた」といったニーズも一定数あります。
そうした需要を見越して開業しているクリニックも増えており、短期的な受診を前提にしているところも見られます。

大切なのは「長く付き合える関係」

結局のところ、メンタルクリニックは医師と患者が時間をかけて信頼関係を築く場所です。
そのためには、予約が取りやすいかどうかだけでなく、自分に合う雰囲気のクリニックを選ぶことが大切。

予約の取りやすさは便利ですが、じっくり向き合ってくれる安心感との“トレードオフ”があるということも、知っておきたいポイントですね。

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